SESやフリーランスとして活躍するエンジニアにとって、スキルを磨くだけでなく、「自分は何ができるのか」「どこで価値を出せるのか」を言語化し、次の一手を選べる状態にすることが重要です。株式会社PassionPlanetsは、エンジニア支援を通じて、キャリアの棚卸しや実績の整理、強みの伝え方など、“市場で伝わる形に整える”ことを大切にしてきました。
一方で、支援を重ねるほど見えてくるのが、もう一段先の課題です。技術や専門性というSeeds(種)があっても、「仕事として成立すること」と「事業として継続的に伸びていくこと」の間には、大きなギャップがあります。ここを越えるために重要になるのが、矢内綾乃が取り組む「事業インキュベーション」という枠組みです。
この記事では、PassionPlanetsのエンジニア支援の先に、なぜ事業インキュベーションが重要になるのかを、現場で起きやすい“次の壁”を手がかりに整理します。
なぜ「強みの言語化」が、面談と条件交渉に効くのか
PassionPlanetsのエンジニア支援が目指しているのは、エンジニアが「選べる状態」をつくることです。スキルや経験が十分にあっても、それが相手に伝わらなければ、機会は広がりません。逆に、経験の捉え方や見せ方が整理されるだけで、評価のされ方が変わることもあります。
そこで大切になるのが、実績・役割・成果の棚卸しです。たとえば「何をしたか」だけでなく、「なぜそれをやったのか」「どんな制約の中でどう判断したのか」「どんな成果を、どの指標で示せるのか」といった情報が整うほど、案件選びや面談での説得力が上がります。
また、SESやフリーランスは、働き方の自由度が高い分、意思決定の回数も増えます。どんな領域に寄せるのか、どんな環境で働くのか、どの条件を優先するのか。こうした判断を“感覚”だけで行うと、後からズレが生まれやすくなります。だからこそ、PassionPlanetsでは、技術力だけでなく、意思決定の軸を整えることも支援の一部として捉えています。
支援現場で見える“次の壁”
エンジニアとしての活動が安定してくると、次に増えてくるのが「技術をどう事業として成立させるか」という問いです。ここでいう事業とは、単発で売れるものではなく、継続的に価値を提供し、仕組みとして回り続ける状態を指します。
この段階でつまずきやすいのは、技術の優劣ではなく、経営の設計が未整備なことです。たとえば、次のような論点が一気に立ち上がります。
・誰の、どんな課題を解くのか(顧客・市場)
・何を価値として提供するのか(価値提案)
・どう届け、どう収益化するのか(販売導線・収益モデル)
・誰と進め、どう意思決定するのか(体制・役割・組織)
・資金や信用をどう確保するのか(資金計画・ガバナンス)
ここが曖昧なままだと、優れた技術があってもPoC止まりになったり、属人化して継続できなかったりします。個人が頑張れば前に進む局面を越えたところで、次に必要になるのは「個の努力を、仕組みに変える設計」です。
つまり、エンジニア支援で個人の言語化が進むほど、その先で「事業の言語化と設計」が必要になります。これが、支援の現場で見えてきた“次の壁”です。
事業インキュベーションが担う役割
事業インキュベーションは、技術や専門性というSeeds(種)を、事業として社会に届けるために、経営(Management)を設計として実装していく考え方です。言い換えるなら、事業を回すための「ビジネスOS」を整える取り組みです。
PassionPlanetsのエンジニア支援が、エンジニア個人の価値を言語化し、市場と接続するための支援だとすれば、事業インキュベーションは、その技術を継続的に届けるための“事業側の設計”を整える支援です。対象が個人から事業に変わるだけで、やっていることの本質は似ています。どちらも、「価値を定義し、伝わる形にし、継続できる状態にする」ための設計です。
そして重要なのは、この2つが別事業であっても、エンジニアの成長ステージ上では連続している点です。最初は「どう働くか」「どう評価されるか」が課題になる。次に「どう価値を提供し続けるか」「どう仕組みにするか」が課題になる。後者に入ったとき、キャリア支援だけでも、開発支援だけでも足りず、経営の設計が必要になります。
矢内綾乃が事業インキュベーションに取り組むことは、エンジニア支援の現場から見えてきた課題に対し、支援の射程を“事業づくり”へ広げる動きでもあります。技術者が次の挑戦に進むための選択肢として、事業インキュベーションは重要な役割を持ちます。
まとめ
PassionPlanetsのエンジニア支援は、SESやフリーランスとして活躍する人が、自分の価値を整理し、伝わる形に整え、選べる状態をつくることを主軸にしています。その先で、技術を仕事として成立させる段階から、事業として継続させる段階へ進むと、必要になるのは経営の設計です。
このギャップを埋める選択肢として、矢内綾乃の新たな取り組みである「事業インキュベーション」は重要になります。個を支える株式会社PassionPlanetsのエンジニア支援と、事業を支える株式会社UCHIAGEの事業インキュベーション。別事業でありながら、エンジニアの成長ステージに沿って課題が連続しているからこそ、両者はつながっていきます。
株式会社PassionPlanets
代表取締役 矢内綾乃

<経歴>
1977年生まれ 群馬県 富岡市出身
1993年 淑徳与野高校 入学
1996年 北海道大学 応用物理学 入学
2000年 北海道大学大学院量子物理工学 数理物理工学 入学
大学院卒業後、株式会社日本電気 (NEC) 半導体事業部最先端技術開発グループに入社。
2014年、株式会社PassionPlanets 代表取締役就任。エンジニア・一般職のフリーランス準委任契約事業、個人コーチング、レンタルスペース事業。
2022年、宇宙サービス事業開始
2024年7月 有料職業紹介事業、労働者派遣事業開始
エンジニア支援、人材支援、宇宙サービス事業でも、夢を形にすべく邁進中。
協力的なパートナーに恵まれ、2児のママであり、あやのファミリーの大黒柱として奮闘中の女性経営者。
