厚生労働省の委託による「労働力需給推計（2023年公表）」によると、経済成長や労働参加が進まないケースでは、2040年の就業者数は2022年比で約1,000万人近くも減少すると試算されています。
（出典：労働政策研究・研修機構（JILPT）「労働力需給の推計（2023年度版）」） https://www.jil.go.jp/institute/siryo/2024/284.html
こうした深刻な事態を受け、いま「人材支援」という言葉の意味は広がり続けています。単にスキルを持った人材を現場へマッチングさせるだけではなく、働く人がどのような環境で、どのような志を持って仕事に向き合えるのか。その背景まで含めたトータルな支援が、社会全体から強く求められています。
エンジニア支援を中心にSES（システム・エンジニアリング・サービス）事業を展開する株式会社PassionPlanets（代表：矢内綾乃）では、この仕組みを通じて独自の「人材支援」を体現しています。本記事では、PassionPlanetsが考えるSESにおける支援の在り方と、具体的な取り組みについてご紹介します。
「どうありたいか」がキャリアを軸にする
「人材支援」と聞くと、スキルや経験をもとに適した現場へ人員を割り当てる姿をイメージされるかもしれません。しかし、SESという働き方において、それは支援の入り口に過ぎません。
プロジェクト単位で参画するSESは、業務内容だけでなく、職場環境や人間関係が短期間で変化しやすいという特徴があります。そのため、単なる「マッチング」で終わってしまうと、現場とのミスマッチや働く側のメンタルケア不足といった課題が生じかねません。
株式会社PassionPlanetsでは、「参画前」の条件調整だけでなく、「参画後」の継続的なフォローこそが支援の本質であると考えています。稼働後も一人ひとりの状況に寄り添い、変化に柔軟に対応できる体制を整えています。
SESという働き方と、人材支援の向き合い方
SESは、エンジニアをはじめとする専門人材が多様なプロジェクトで活躍できる合理的な仕組みです。一方で、スキルや経歴といった「スペック」のみで判断されやすく、働く本人の不安や将来の展望が置き去りになってしまう側面も否定できません。
PassionPlanetsでは、人材を単なる「稼働リソース」として捉えることはありません。
・これまでの歩み（経験）
・現在の心境（状況）
・これからどうなりたいか（ビジョン）
これら三つの視点を大切にしながら、対話を通じて支援の形を模索します。条件だけで判断しないこの姿勢は、変化の激しいSES業界において、ミスマッチを防ぎ、長期的なキャリア形成を支えるためにPassionPlanetsが重点的に取り組んでいる仕組みの一つです。
人材支援の先にあるもの――PassionPlanetsの取り組み
株式会社PassionPlanetsの人材支援において具体的に行われているのは、稼働先の選択や参画後のフォローなど、働く環境や関わり方を含めたサポートです。
SESという仕組みは、プロジェクトごとに環境が変わるため、技術や経験だけでなく、安心して働ける体制づくりも重要となります。そのためPassionPlanetsでは、働く人が相談しやすい関係性を築きながら、状況に応じたサポートを行っています。
こうした人材支援の在り方は、PassionPlanetsが継続して取り組んでいる姿勢の一つであり、人手不足という社会課題に対しても、一人ひとりの働き方に寄り添うことで応えています。
まとめ
人材支援は、単に人を紹介することではなく、働く人がどのような環境で、どのように働き続けていくのかまで含めて考える必要があります。
厚生労働省のデータが示す通り、労働力が減少していく未来において、一人ひとりの働く環境を整えることは社会的な意義も持ちます。SESという働き方の特性を踏まえながら、株式会社PassionPlanetsでは、人に向き合う人材支援に取り組んでいます。
これからも、人材支援を通じて、働く人の選択肢を支えていきます。
株式会社PassionPlanets
代表取締役 矢内綾乃
＜経歴＞
1977年生まれ 群馬県 富岡市出身
1993年 淑徳与野高校 入学
1996年 北海道大学 応用物理学 入学
2000年 北海道大学大学院量子物理工学 数理物理工学 入学
大学院卒業後、株式会社日本電気 (NEC) 半導体事業部最先端技術開発グループに入社。
2014年、株式会社PassionPlanets 代表取締役就任。エンジニア・一般職のフリーランス準委任契約事業、個人コーチング、レンタルスペース事業。
2022年、宇宙サービス事業開始
2024年7月 有料職業紹介事業、労働者派遣事業開始
エンジニア支援、人材支援、宇宙サービス事業でも、夢を形にすべく邁進中。
協力的なパートナーに恵まれ、2児のママであり、あやのファミリーの大黒柱として奮闘中の女性経営者。